喪中はがきの書き方とマナーおよび文例



喪中の範囲と期間

 

 

喪中の範囲は、一般的に本人から見た2親等以内となっていますが、服喪期間についてははっきりした決まりはありませんが、過去の規定やこれまでの慣習が目安とされています。

 

3親等以上の場合でも、同居していた人、親しい間柄の人の場合は、喪中にすることが多いようです。

 

続柄についてまとめておきます。すべて本人から見た関係です。0親等は夫(妻)。1親等は、父、母、子供、義父、義母。2親等は、祖父、祖母、義祖父、義祖母、兄弟、姉妹、孫、義兄、義弟、義姉、義妹。ここまでが一般的な喪中となる範囲です。ちなみに3親等は、両親の兄弟、姉妹(伯父、伯母)、兄弟、姉妹の配偶者などです。

 

服喪期間ですが、配偶者、父母が亡くなられた場合は、1年間喪中とするのが一般的です。祖父母が亡くなられた場合、半年以上前なら喪中としなくてもよいとされます。しかし、祖父母と同居していたり、親しい間柄であった場合では、その死を悼み、心情的に新年をお祝いする気持ちになれなくて喪中とすることもあります。他の親族の場合も同様です。

 

服喪期間の目安として、太政官布告(明治時代に公布され昭和22年に廃止された法令)を参考にすることもあるようですが、昔の男尊女卑の風習が色濃いので現代にはふさわしくない部分があり、あくまで参考程度にしてください。