喪中はがきの書き方とマナーおよび文例



喪中はがきの基礎知識

 

 

喪中はがきは、年賀状は出さないということを知らせるための年賀欠礼の意味を込めた挨拶状です。身内に不幸があった場合は一般的には喪中となり、その期間については慶事を避けて喪に服すことになります。従って年賀状は出しません。そのことを事前にお知らせするために喪中を出します。

 

近親者などの死を受け、それを悲しむことで、慶事に関わる気持ちになれない期間というのが喪中の意味です。「死」は穢れ(けがれ)の一種であるともされており、その穢れを他の人に移さないように、ある一定期間は世を避けるという意味もあります。

 

この喪中はがきを送る時期ですが、相手が年賀状を書く前ということで、10月~12月上旬には届くように出します。ただし、12月になってから不幸があって、喪中はがきが出せなってしまったような場合は、 松の内が明ける1月7日頃から「寒中見舞い」として挨拶をするのがいいと思います。

 

喪中はがきを送る相手は、普段、年賀状をやり取りされている人達です。しかし、親族の永眠を知らせて余計な気遣いをさせたくない仕事関係者などには、喪中はがきではなく、年賀状を出す場合もあります。それは会社名で出す年賀状ということで、たとえ社長が喪中であっても欠礼しないのが常識とされています。